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韻文詩 (いんぶんし)とは、 詩 用語。 脚韻詩、頭韻詩などがある。 散文詩 とは対にある。 もともと 韻文 とは、詩と同義であり、 散文 と対立する漢文用語。 一定の韻に属した語を並べることで、声調を整えた文が、韻文。 中国 、 インド 、 欧米 において発達した。 しかし、しだいに押韻の要素を持たない詩的な文が、 散文詩 として、19世紀末から殊に急速な発展を遂げる。 日本語 においては、散文に対し、五七調を中心とした 律文 が発達し、押韻表現は、対句を含めても、けっして広まっているとは言えない。 古来から日本語の韻文性を研究する試みはあるが、実作としての日本語の詩歌で、押韻表現が意識されることは少なかった。
押韻 (おういん)とは、同一または類似の 韻 をもった語を一定の箇所に用いることをいう。 圧韻 ともいう。 リズム を作って響きの心地よさや美しさを作り出す。 中国文学 で、押韻される文を 韻文 という。 中国文学における韻文には 詩 ・ 詞 ・ 曲 ・ 賦 などがある。 転じて他言語の 文芸 作品で押韻するものにもこの語を用いる。 中国文学における押韻. 押韻で使われる韻と 韻母 とは正確には同じではなく、中国文学においては、主母音と尾音と 声調 とをいい、介音は含まれない。 1篇の作品中で押韻に使われる 韻 を変えることがないことを一韻到底といい、韻を変えることを換韻という。 中国文学における押韻法. 近体詩の押韻.
押韻構成 (おういんこうせい、または 押韻配列 、 押韻スキーム 、 英語 : rhyme scheme, ライムスキーム )は、 詩 または 歌 で、行の 押韻 のパターンのこと。 押韻は行の最後の部分にされるので、end rhymes(脚韻、終末韻)のパターン、つまり、 脚韻構成 (または 脚韻配列 、 脚韻パターン )と言うこともできる。 押韻構成は通常、ABCなどの文字を使って、各行にどんな押韻がされているかを表す。 例えば、「ABAB」は4行からなる スタンザ (詩節、連、節)で、第1行と第3行に「A」、第2行と第4行に「B」の押韻がされていることを示している。
概要. 問題点. 韻目. 注釈. 関連項目. 平水韻 (へいすいいん、ひょうすいいん)は、 漢詩の 押韻 に使われる106韻。 一般に 詩韻 (しいん)と呼ばれるものはこの平水韻を指す。 『 切韻 』系の 韻書 を整理したもので、 中古音 の 音韻 体系を表している。 上平声15韻、下平声15韻、上声29韻、去声30韻、入声17韻の計106韻。 概要. 平水韻という名は平水(現在の 山西省 臨汾市 堯都区 )という地名に基づくものであるが、その由来には2説あり、平水で刊行された 金 の王文郁の『平水新刊礼部韻略』( 1229年 )によるというものと、『壬子新刊礼部韻略』( 1252年 、現存せず。 『 古今韻会挙要 』の序で言及)を著した劉淵が平水出身であったというものがある。
概説 詩および詩を巡る議論には長い歴史がある。アリストテレスの『詩学』のような詩を定義する初期の試みでは、修辞・演劇・歌・喜劇などにおける話法の用い方に焦点を合わせていた [5]。後世の試みでは、反復、詩型、韻といった要素に重点が置かれ、詩を散文から区別する美学が強調さ ...
脚韻詩 ( きゃくいんし) は、 詩 の一形式。 韻文詩 に含まれる。 脚韻とは、句末、行末で類音・同音を反復することである。 中国、インド、欧米諸言語の詩文において発達し、韻といえば、だいたい脚韻をさすほどになった。 日本では、古代から漢詩の伝統があり、脚韻の意識は古くからあったから、和歌や俳句における脚韻について研究されることもあったものの、それが脚韻詩だと意識されたことはまったくなかったとみてよい [要出典] 。 九鬼周造 ほか、いくつかの試みを経て、本格的な脚韻詩がスタートしたのは、 1942年 の マチネ・ポエティク という集団による試みからだとされている。
ブランクヴァース ( 無韻詩, Blank verse )は 詩 の一種で、規則的な 韻律 (meter)は持つが、 押韻 (rhyme)は持たないのが特徴である。 英語 詩において、ブランクヴァースに最も一般的に用いられる韻律は 弱強五歩格 である。 概要. 英語詩で最初にブランクヴァースが使用われたのは、 サリー伯ヘンリー・ハワード の『Æneid』( 1554年 頃)だった。 ハワードは ラテン語 詩、おそらく イタリア の versi sciolti の詩/詩形からインスピレーションを得たものと思われる。 versi scioltiもラテン語の古典詩も(古代ギリシアのもの同様)押韻を使わないのである。