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市場別では、タイ、フィリピン、ベトナム、インド、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシアで単月として過去最高を記録したほか、中国、豪州、米国、ドイツ、スペインで4月として過去最高を記録した。 昨今の世界情勢や旅行先の多様化などを背景に、訪日旅行市場を取り巻く環境は日々変化している。 今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションを進めていく。 * 月別推計値と2003年以降の訪日外客数は、下記リンク「訪日外客数の動向」内からダウンロードできます。 https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/index.html. 「月別推計値(Excel)」、「国籍/月別 訪日外客数(2003年~2019年)(PDF・Excel)」
一方4 月は、昨年は5連休であった清明節休暇が今年は4連休となり旅行需要が抑えられたこと、日本のゴールデンウィークの影響もあり、訪日者数は前年同月を下回った。 3-4月の主なプロモーション活動. 3 月は、豪雨によって甚大な被害を受けた西日本地域、北海道胆振東部地震で被害を受けた北海道、台風21号による関西国際空港閉鎖・減便に伴い訪日客減が発生した西日本エリアを中心に、インフルエンサー招請によるウェブコンテンツの拡充と旅行記事の発信を行った。 記事はSNS・WEB・新聞等で発信するだけでなく、招請をきっかけにコンテンツをさらに拡散するための施策としてJNTO台湾サイト内に連携した特設ページを開設し、風評被害払拭および正確な情報発信に努めたとともに、同地域の観光の魅力を発信した。
増便やチャーター便の就航による航空座席供給量全体の増加やクルーズが多数寄港したことに加え、4月は昨年4 連休であった清明節休暇が今年は週末と連動した5連休であったことなどから訪日客の底上げに繋がり、訪日者数は堅調に推移した。 3-4月の主なプロモーション活動. 3 月はVJ台湾「日本旅遊活動」内に季節的なおすすめルートの提案として、桜の時期の周遊ルートを紹介した。 地方都市における回遊性をさらに高めるため、東北地方、中部地方のルートを取り上げ、FIT旅行者の春における旅程選択の幅を広げた。 高雄市旅行公会国際旅展(4 月20 日~23 日)にビジット・ジャパン(VJ )ブースを出展した。 日本からは約30団体が出展し、夏の旅行シーズンに向けて日本全国各地の多彩な魅力を発信した。
20 TRAVEL JOURNAL 2021.12.13 TRAVEL JOURNAL 2021.12.13 21 JNTO発 SEMINAR 外客攻略のヒント JNTO発 外客攻略のヒント 広東国際旅遊産業博覧会の旅行会社即売会場の様子 主要連休の中国国内旅行者数の19年比 資料：中国文化和旅遊部の発表を基に
香港は、清明節(4 月4 日( 木)) の翌日( 金曜日) に休暇を取得すると4連休となり、海外旅行をしやすい環境だったことや、航空会社によるプロモーション料金の設定が訪日旅行者数の増加につながった。 また、旅行会社との共同広告による訪日旅行プロモーションも、需要の拡大を後押しした。 2 東南アジア. タイは、4 月は旅行シーズンのピークであることに加え、今年はソンクラン( タイ旧正月)が5連休となったため、旅行をしやすい環境にあった。 この時期の訪日旅行の需要喚起を目的として行ってきたVJ事業によるプロモーションや情報発信が奏功した。 シンガポールは、景気後退の懸念がある中で、観桜ツアーの販売が回復。 放射能に対する懸念の軽減及び円高の緩和により、訪日旅行需要が押し上げられた。
