雅虎香港 搜尋

搜尋結果

  1. 監督は、前作「老人と海」(99)でアカデミー賞短編アニメーション部門賞を獲得した、ロシアのアレクサンドル・ペトロフ監督。 高畑・宮崎両監督と古くから親交のあるロシアのアニメーション作家、巨匠ユーリー・ノルシュテインの門下生であり、その縁あって今回ジブリ美術館の配給作品 ...

  2. 映画作家 大林 宣彦. 初恋は少年には痛く老人によく似合う。 初老の紳士が、新幹線の列車の窓辺に身を寄せて、ツルゲーネフの『はつ恋』の文庫版を読んでいる。 ぼくの現在の、ぼく自身の年齢に相応しい、はつ恋の心象風景である。 だから、ぼくもそうしてみる。 中中紳士という訳には参らぬが、それでもそれなりに、ぼくも齢を重ねて来た。 痛く、切なく、はつ恋は身に染みる。 コトンコトンと身が揺れる。 魂が軋む。 はつ恋は、老人によく似合う。 ツルゲーネフの『はつ恋』も、深夜の零時半、静かな部屋の中に、人生から取り残された老人が三人、互いの初恋を語り合おうという場面から始まる。 所が初恋談義など他愛なく、語れば「無味乾燥なあっけない話になる」のが落ち。 そこで一人の紳士が昔の思い出を手帳に書き止めた。

  3. 甘くて残酷な思春期の物語。 三鷹の森ジブリ美術館. 第一回提供作品. 「春のめざめ」 思春期の少年が夢想する“聖”と“俗”の世界を描いた文学的作品. 思春期の少年は女の子のことで頭がいっぱい。 理想の女性を想像し、勝手な恋愛模様を夢想する。 当然、性的なものにも興味を持ち、大人の世界を盗み見るようになる。 しかし一方で、純粋な心を失わず自らの尺度をもって理想とし、大人たちの不条理な言動に激しく反抗する。 大人の世界をいい加減で、汚らしいものと決めつけ、自らの理想のままに一途になって突っ走るのも思春期の少年の特徴だ。 主人公の少年アントンも、そんな思春期の少年。 19世紀末、ロシアのとある町。 16才になるアントンは、ツルゲーネフの『初恋』を読み、女主人公ジナイーダに夢中になった。

  4. 少年のときめく心を写し出しているかのようなおぼろな外界、少年の目に映った女性たちの鮮やかでありながら切れ切れの印象、揺れ動く少年心理で色染められたそのきわめて主観的な夢想や幻覚、はては少年の受けた精神的衝撃の強烈さ。 それにしても、ペトロフ氏はなぜ古めかしい帝政ロシア時代の貴族の子弟の恋を描いたのでしょうか。 ノスタルジーなのでしょうか。 それもあるかもしれません。 しかし、この時代の貴族の少年は思春期恋愛感情(春のめざめ)の三つの原型をすべて体験できる立場にあり、そこに時代や階級を超えた普遍性があると感じたからこそ、取り上げたのだと思います。 身近な同年輩の少女との触れあい、年上の「女神」への憧れ、誘惑に負けて受ける性的な手ほどき。 むろん、最後の原型は暗示されるだけですが。

  5. 観客のみなさんへ 親愛なるみなさん! 数年前に、私はイワン・シメリョフのすばらしい小説『愛の物語』を読みました。彼はこれを移住先のパリで1927年に書きました。ロシアに住まず、その空気を吸わないで、ロシアの作家がこのような小説を書く意味を、私たちが理解するのは不可能です。

  6. 三鷹の森ジブリ美術館が紹介する世界のアニメーション第一弾は、「老人と海」でアカデミー賞に輝いたアレクサンドル・ペトロフ監督の最新作「春のめざめ」です。. 三鷹の森... ジブリ美術館ライブラリー 第一回劇場提供作品は、ノルシュテインの弟子と ...

  7. 三鷹の森ジブリ美術館が紹介する世界のアニメーション第一弾 三鷹の森ジブリ美術館が紹介する世界のアニメーション第一弾は、「老人と海」でアカデミー賞に輝いたアレクサンドル・ペトロフ監督の最新作「春のめざめ」です。