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画家は瀬戸内海の因島で生まれ、巨大なタンカーやコンテナ船を造る造船所を見て育ちました。ここに描かれた迫力のある「塔」は特定の建築物ではなく、巨大な建造物を見続けた作家の記憶の中から生まれた象徴的なイメージです。画面から飛び出すような下の波と浜辺は、厚く盛り上げられ ...
受賞作品の一覧はこちら. このたび「第35回日本の自然を描く展」審査会が行われ、受賞作品が決定しました。. 今年の応募数は2,488点、そのうち入選作品は1,787点となりました。. 上野の森美術館での展示は、8月11日 (木・祝) 〜 8月30日 (火)に、4期に分けて ...
油彩、アクリル S100 2016年. この作品は、サイが密猟者によって乱獲され、角が根元から切り落とされた写真を見たのをきっかけに制作されました。. 角が切り取られた跡にはシンボリックな塔、背中にはビルが生え、一方画面左右で起こる噴火や津波はそれ ...
窓のある壁の前に植木鉢やビン、カップなどを並べて描いた絵ですが、できるだけシンプルに描こうとするうちに、ビンは消えてしまったそうです。中央に、かすかにシルエットが残っていますね。マティスを思わせるようなブルーの色面が印象的で、モチーフは室内の静物であるのに、海や空 ...
平面的に塗られて柔らかく描かれた工場の建物のフォルムはどこかかわいらしく、メルヘンチックな印象さえ受けます。この絵は工場跡地が点在する京浜工業地帯のイメージで、中小の町工場が多い東京都大田区に生まれ育った作家の原風景です。そのためにどこか懐かしさや親近感を抱かせる ...
油彩 S100 2006年. モスグリーンの地に白の直線や幾何学的な形がまず目に入りますが、近づくとほかにもさまざまな色や線や筆跡が見えて、画面全体が動きに溢れています。. 題名のとおりテラスからの眺めなのでしょうか。. テラスはまた、内と外をつなぐ ...
画面の大部分を占める星空と右下に集約された住宅地の対比が印象的です。空には様々な色の星が輝き、流れ星も見えます。大きな空の下の地上の光が、人々のささやかな生活を暗示しています。あまり見かけなくなった火の見櫓が懐かしさを誘うとともに空へと視線を導きます。